小さな生き物を大切にする
ウィーンの誌友会でザルツブルグから参加された日本人女性からこんな話しを聞きました。オーストリア人と結婚して生まれた息子さんがまだ幼い時に一緒に家庭菜園で野菜を作ったそうです。するとナメクジがやって来て折角育てた野菜を食べてしまうのです。そこで彼女はその野菜の敵であるナメクジを捕まえてバケツに入れて近くの川にどんどん流しました。その様子を見ていた息子さんはナメクジは人間にとって敵であり悪い生き物であると考えたのでしょう。ある日彼は幼稚園でナメクジを靴で踏んで殺しました。それを見た幼稚園の先生は彼を叱り息子さんは皆の前で教室に立たされたそうです。これを知った彼女は息子さんに“小さなナメクジにも尊い生命が宿っていること”を伝えられなかったことを反省したというのです。私はこれを聞いてオーストリア人の子供は幼い時から小さな生き物の生命を大切にすることを学んでいるのだということを知り感心しました。(ヨーロッパでは蜘蛛やハエなどの昆虫は普通窓を開けて外へ逃がしてやります。)
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